徳島市立高等学校剣道部OB会

旧武道館、最後の稽古会

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 来年1月、新校舎建設に伴い取り壊される徳島市立高の武道館でこのほど、剣道部OBや現役部員ら約50人が集まり、最後のけいこ会を開いた。  同高剣道部を30年間指導した徳島錬心館の大澤孝彰館長(79)をはじめ、手塚大字7段(54)本田敦彦7段(49)ら歴代指導者も顔をそろえ、閉館に感慨深そうだった。

演武  六輝館長が1967年3月の武道館落成式の写真を見せて思い出を話したのに続き、当時と同様に日本剣道形が披露された。  落成式で演武を担当した大澤館長が見守る中、刃引きを使いOBの山田浩史教士7段(48)が打太刀、吉田茂夫教士7段(42)が仕太刀による演武を披露した。  この後、卒業生が古い順にA〜Dの世代別4チームに分かれて対抗戦。現役時代を思い出しながら竹刀を振り抜き、白熱した戦いを繰り広げた。この結果、全国高校総体出場経験のあるBチームが優勝した。
 同高剣道部は66年に創部。かつて全国高校総体や国体選手が誕生するなど、有力選手を送り出した。全国総体へは団体で男子が85年、女子が72年に出場。OBやOGには高段位を持つ人も多い。  今回のけいこ会を企画した89年卒の中尾幸雄さん(39)は「思った以上に盛況だった。武道館は新しくなるが、この盛り上がりを剣道部、市高の発展につなげたい」と話していた。
 年代別OB戦1回戦Cチーム2(本数勝ち)2Aチーム、Bチーム1ーODチーム  決勝Bチーム3(美馬メーツ小懸、伊川ーメメ○湯村、中尾−メ○大宗、○井村ドメー掛水、○吉田コメード岡田、  代表戦(○吉田ドー岡田)2Cチーム

思い出 徳島市立高武道館徳島支部 中 尾 幸 雄

「市高武道館が取り壊されるぞ」 平成二十一年八月の剣道部OB会でそのニュースを聞いた時、私の心に衝撃が走りました。卒業して約二十一年たっていますが、あの高校三年間この武道館の思い出が昨日のように私の頭の中を駆け巡りました。その瞬間桑島OB会会長に「是非、市高武道館で絶対にOB会をやらせて下さい。」と懇願しました。毎年OB会は八月に開催していますが、現役で剣道をしている者しか参加していないのと、場所の都合で市高武道館でOB会を開催していなかった為、初代OBから今年春に卒業したOBを集め、必ず思い出の市高武道館で最後の稽古会を絶対に実現しようと心に決めました。
 市高は、昭和三十七年の創立から早いもので半世紀近くたち、あの当時県下一モダンな校舎も一番古くなり新校舎の完成の運びになりました。新校舎は、どの教室からも眉山が眺められ、全教室エアコン完備、大・中の体育館とは別に、四〇〇人収容の芸術ホールや食堂を備えた芸術棟などがある素晴らしい校舎で平成二十二年一月に完成しました。一月二日の市高同窓会総会で新校舎と新武道館を見学した私は、本当に旧武道館で最後の稽古会を開催出来た事に感謝すると共に、新武道館未来の市高の発展を温かく見守っていこうと決意しました。
 話は戻りますが、市高武道館で念願かない平成二十一年十一月二十九日、剣道部OB約五〇人が県内外から集まり、最後の稽古会が盛大に開催されました。市高剣道部を三十年間指導された我が恩師、徳島錬心館長の大澤孝影先生、手塚十三子先生、本田敦彦先生等歴代の先生方も参加して頂きました。今回のOB会の目的は各OBがもう一度、この武道館の床を踏みしめ高校時代に戻り、今後の人生の活力につなげる事としました。当日はどのOBも閉館に感慨深そうで私自身も本当に満足する事が出来ました。
 最後の稽古会の流れとしては、大澤孝影先生が昭和四十二年三月の武道館落成式の写真を見せて思い出店をして頂きました。当時、先生の父、大洋善二郎先生と孝影先生が日本剣道形を盛大に披露されたようです。先生の話に続き、山田浩史先生が打太刀、古田茂生先生仕大刀による演武を披露しました。落成式から約四十三年、武道館閉館式で孝影先生の教え子二人が先生の見守る中披露され、私自身この武道館が最高の形で終わる事に感極まりました。多分、他のOBの方も同じ気持ちであったと思います。
 この後、世代別四チームに分かれ対抗戦。みんな高校時代を思い出しながら竹刀を振り抜き、白熱した戦いを繰り広げました。
 市高剣道部は昭和四十一年に創部。過去には全国高校総体や国体選手が誕生するなど、有力選手を送り出して来ました。OBやOGには高段位を持つ人も多く、社会生活でも多方面で多くの方が御活躍されております。
 私自身の話になりますが、この武道館での思い出は、三年間大澤孝影先生に本当に厳しく稽古を付けて頂いた事です。一時期、部員不足で先生と二人で長時間、稽古を付けて頂いた事が今の私を支えてくれています。今でも私は徳島錬心館で先生の御指導の元、厳しい稽古を指導して頂いております。また三年生になった頃、手塚十三子先生も市高に赴任され厳しく稽古付けて頂いた事も忘れません。当時は、稽古前に沖洲の浜で走り込みや、道場でウエイトトレーニングをした事も大きな思い出です。
 また三歳違いの吉田茂生先輩には、仕事の合間によく剣道部の稽古を指導して頂いた事も思い出です。
 このようなすばらしい恩師、先輩、仲間たちがいたからこそ今の私かあります。この場をおかりし、あらためて感謝致します。
 今後、新校舎が追い風となり市高人気は益々高まると思います。これと同特に新武道館で剣道部が、更に発展し、もう一度強い市高剣道部復活を期待したいと思います。
 沖洲川の辺にあるこの美しい武道館、平成二十一年十二月で閉館となり平成二十二年一月には取り壊されますが、この最後の稽古会での盛り上がりを必ず新武道館に継承し、市立高校剣道部の発展に繋げたいと思います。
 今回は何としても本県剣道界の方々に市高剣道部の偉大さをお伝えしたく、報告させて頂きました。小中学生の皆さん、このすばらしい新道場、校舎で学び新しい市高剣道部の歴史を追っていこうではありませんか。
  「市高剣道部バンザーイ」

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