徳島市立高等学校剣道部OB会

剣道高段位受審者研修会の習得メモ

2013/3/22 中尾

1、日時:平成25年3月20日(祝)  9:30〜16:00
2、場所:徳島県立中央武道館
3、講師:範士 八段 太田 忠徳(東京都) 元警視庁師範
  地元講師:近藤先生、米倉先生、平野先生
4・参加資格:剣道六、七、八段、称号審査会申し込み者(京都・愛知)
 第109回京都演武試合申し込み者

☆ 私は5月3日に京都演武試合に出場するため、祭日であるが、おもいきって上記講習会に参加しました。 太田範士から学んだことを、メモにとりまとめてみました。少しでもためになればと思います。

1)9:30〜10:30  開校式及び太田先生の講話

 (講話内容)
 @昭和50年に小川忠太郎範士はじめ数名の剣道家が、3年かかって制定した剣道理念の重要性の話。
  剣道で一番大事なのは、人間形成の過程である。
  剣とは、相手を切るのではなく、自分が生きるために!(生きる精神)つまり、やり直しがきかない精神でしっかり修練することが重要。
  刀は日本刀! 竹刀は刀!である意味で稽古することが重要である。

 A心・技・体の理念は、それぞれ別ものではなく一つのものである。どれか一つ欠けても駄目であるし、冴えのある打ちは出来ない。

 B剣道では、修練が大事である。修練なくして人間形成はない。
  段階を踏んでいく事が大事で、書物のみにたよっても駄目である。(ワープは人生になし)

 C修練による人間形成である。人間形成とは、ずっと続くもので完成はない。
  個人完成の視野でなく、社会形成(貢献)してこそ大事である。

 D【道】はずっと続くものである!地平線のように。指導も、理念をしっかり持たなくてはならない。
  理念がしっかりしていれば、審判の有効打突も見逃さないようになる。

 E剣道では、日本剣道形が重要である。現代は、竹刀剣道が主流で、あてっこ剣道である。
  明治時代までは、剣道形でも、いろいろな流派があった。それでは駄目なので、統一するために日本剣道形ができた。異論を取っ払い、大きな功績となる。

 F 竹刀剣道から日本剣道形見ても駄目である。日本剣道形から竹刀剣道を見ることが大事。

 G あてっこ剣道では駄目で、相手の命をとる気持ちが大切。

 H形は技ではなく、剣道の重要な要素がある。目付け・足さばき、呼吸法、正しい打突、残心、気勢、姿勢まで日本剣道形に盛り込まれている。

  ☆ただし、かたちだけの日本剣道形では意味がない。先の気位を大事にし、自分から発することをしっかり修練することが重要

2)10:30〜12:00 日本剣道形を各段ことに、2人1組になり先生の指導受ける。

 ・これは、自分で聞いたことは、別途メモしました。(省略します)
  先生より、形で修練するのが重要である。気持ち(心)がしっかり入っていれば良い。
  最後に、皆さんもっと日本剣道形をもっと稽古しなさい。あまり出来てません!まず、そこからです。

3)12:00〜13:00  昼休み

4)13:10〜14:30頃  各段受審される方、一人一人組みをつくり審査方式で立会い稽古

 立会い終了者は、太田先生にアドバイスいただく。 私(中尾)は演武のため含まれておらず、見取り稽古でした。八段受審者の全立会いはビデオにおさめました。

 受審者への助言(太田範士より)

(六段受審者:6名)

演武
組ごとに模擬審査終了したら、太田範士の元にいき、アドバイスいただく。

・声が小さい!覇気がない!
・あと一歩、ふみきれてない攻め!
・稽古不足だよ!
・間合いが近い!受けの姿勢になる!
・手打ちになっている!
・その調整で本番まで持続させてたら良い!

(七段受審者:4名)
・左足が開き過ぎ
・打ちすぎ
・その他もろもろ

(八段受審者:約10名くらい?忘れた。)
・相手が来たら、下がっている。それで審査は体勢たてなおそうとしても駄目。引くとやはり攻めが遅くなる。
・手打ちで、左足が開いている。
・腰が出ている。(お尻をつきだしている)スピ-ドがあるだけに、もったいない。これを直さないとまず駄目!なかなかよほど努力してなおさないと駄目。
・小手打ちのとき、体勢が崩れている。上からのっているので良いのもある。小手打ちは注意。
・返し胴は、正面で!まわして打つようでは駄目。
・右手のこぶしが、内側に入りすぎている。だから面が伸びない。  
・気迫がない。声が小さい。
・相手を使わないといけない、一人相撲にならないこと!
・打ちすぎ

☆気迫充分の組は、やはり見ていても良い印象がある。

5)14:30〜15:00過ぎ  面打ちと切り返し

 ・一足一刀からの面打ち
  足を継がず、気持ち込めて上からのるように!
 ・遠間から、ぐっと入り面打ち
  流れるようになっては駄目。一瞬溜めをつくるように。
 ・一息の面打ち連続2本
 ・一息の切り返し

6)15:15〜15:55

 ・七段八段先生に2分×5回全員で
 ・その後、地稽古。私は太田範士にもかかっていきました。気迫は良いが無駄打ちがあると。

7)16:00〜16:10  閉校式

(まとめ)
太田先生は、全体を通して日本剣道形にしても稽古にしても、心から出す気迫が大事である。 気迫と心の重要性を指導されてました。また、理念については、かなり重要視されてました。 最初の講話の内容は、少しまとめ不足であるが記憶のある中でメモ記載しました。もし間違いあれ ばすみません。各自で解読し想像して下さい。 要するに、中途半端では駄目であり、人生のいきざまにも通ずる内容でありました。 聞くことにより、非常に身につきました。5月3日の演武試合も、今回の講習を生かし、満足する 立会いしたいです。太田範士は、温和な中に闘志ある素晴らしいお方でした。 あしかび剣友会の皆様、今回の講習内容少しでも把握してもらい、今後の稽古に精進して下さい。

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