徳島市立高等学校管弦楽団定期演奏会へようこそ

 青春真っ只中の高校生が、学業の傍ら音楽に打ち込み、日々練習に練習を重ね、その過程において部員間で、時に笑い、時に泣き、時に語り、時に諍い、それらは全部貴重な人生経験です。
 音楽は日常と乖離したものではなく、様ゝな経験が反映されます。極言すれば、各々の人生が演奏に出ると言えますが、そこまで言うとそれは確かに大袈裟であり、誇大表現でしょう。
 今宵お聞き頂くのは、自分達の響を得ようと努力してきた現時点における、結論です。
 勿論、彼等は職業演奏者の集団ではありません。楽器を始めたのも高校入学後、管弦楽団に入部後という者も少なくありません。楽団構成員も毎年入れ替わっていきます。それゆえにプロのオーケストラのような響は出ないかもしれません。それでも音楽を愛する心は、不足することは無いと自負しています。
 春、新入部員を迎え(入部を勧誘された人も自発的に入部した人も)、希望に満ちて新たな高校生活を管弦楽団も生徒も活動を始めます。(葦は芽吹く)
 彼等を入部後に待っているのは、まず新歓行事です。ここで管弦楽団としての心と団結を育みます。管弦楽は団体競技です。
 夏の暑い盛りにはコンクールに向け、一心不乱に練習に励みます。個人練習、パート練習、合奏。そうして迎えたコンクールでの結果に一喜一憂するのも、また経験。(葦は大きく成長する)音楽コンクールはひとつの通過点です。
 秋、冬と季節は移っても(葦は葉を落す)、練習に明け暮れる事には変わりなく、一人一人が更なる向上を目指していきます。
 再び巡り来た春の一宵。ここに自分達の響を醸し、ご来場の皆様と音場を共有出来る喜び。現代の高校生が心を一つにして演奏する楽曲をどうぞ最後までご堪能下さい。

さあ、開幕です。

広報部、Ν(12,Hr)